夜勤がある看護師など、不規則な勤務形態の職業は、配偶者に浮気を隠しやすい傾向があります。今回は、夜勤明けに帰宅しなくなった妻の行動を不審に思った夫が、決定的な証拠を掴んで有利な条件で離婚を成立させた事例をご紹介します。
①対象者プロフィール
- 対象者(妻):47歳、看護師
- 相談者(夫):49歳、自営業
- 家族構成:夫婦、子ども1人(大学生)
②不倫以前の人柄と夫婦関係
妻は長年、総合病院で看護師として働いていました。夫は自営業で、自宅兼事務所で仕事をする日々を送っています。一人娘が大学生になり、子育ても一段落したことで、夫婦の時間は以前より増えるはずでした。
お互いの仕事のペースを尊重し、干渉しすぎない適度な距離感を保っていたため、夫としては大きな不満のない安定した夫婦関係を築いていると信じていました。
③おかしいと感じたきっかけ
異変を感じ始めたのは、妻が夜勤明けに帰宅しない日が増えたことでした。以前は朝9時頃には帰宅して休息をとっていたにもかかわらず、「急病人が出て残業になった」「若手の指導で残らざるを得ない」といった理由で、夕方まで帰ってこないことが頻発するようになりました。
さらに、その間はLINEを送っても未読のままで、電話にも一切出ません。最初は「過酷な仕事だから仕方ない」と心配していた夫でしたが、あまりにも連絡が取れない日が多く、次第に違和感を覚えるようになりました。
④決定的な出来事
ある日、夜勤明けのはずの妻と昼を過ぎても全く連絡が取れない日がありました。夫は「通勤途中で倒れたのではないか」と本気で心配になり、妻の勤務先に電話をかけました。すると、電話に出たスタッフから「奥さんは定時の朝8時半に退勤されましたよ」と告げられます。
その日の夕方、何食わぬ顔で帰宅した妻に対し、夫は「心配になって病院に電話したんだけど、朝帰ったと言われたよ。今までどこにいたんだ?」と尋ねました。
すると妻は顔色を変え、「職場に電話するなんて非常識!私の立場が悪くなるじゃない!」と激怒。それ以来、妻は夫をあからさまに無視するようになり、夫婦間の会話が完全に成立しなくなってしまいました。
⑤修羅場
妻の異常なまでの逆ギレと不自然な態度から、夫は「これは単なる寄り道ではない」と浮気を確信しました。これ以上自力で問い詰めても、はぐらかされるか喧嘩になるだけだと判断した夫は、不倫調査を専門とする探偵事務所に相談を決意します。
探偵が妻の夜勤明けの行動を尾行した結果、妻は退勤後、同じ病院に勤務する同僚男性のアパートへ直行していることが判明しました。昼間から夕方まで長時間滞在し、二人で親しげに外出する様子など、言い逃れのできない決定的な証拠(写真や動画)が複数回にわたって押さえられました。
⑥結果
夫は探偵から受け取った詳細な調査報告書を手に、妻に離婚を突きつけました。最初は苦しい言い訳を並べ、言い逃れしようと画策していた妻でしたが、探偵による不貞の証拠=同僚男性宅への出入りを記録した複数日の写真を前に、ついに不倫を認めました。
夫は弁護士を通じて、妻と不倫相手の男性の双方に慰謝料を請求。子どもがすでに大学生で自立しつつあるため親権や養育費の争いもなく、夫にとって有利な条件でスムーズに離婚が成立しました。
⑦この事例から学べること
- 不規則な勤務形態は浮気のアリバイにされやすい
夜勤やシフト制の仕事は、時間帯が不規則なため「残業」や「休日出勤」を口実にしやすく、浮気相手と会う時間を作りやすい傾向があります。多くのケースで、こうした勤務のズレが浮気の温床になることがあります。 - 直接職場に確認したり問い詰めたりするリスク
疑わしいからといって、確実な証拠がないまま職場に連絡したり本人を問い詰めたりすると、相手が警戒を強めて証拠を隠滅したり、今回のように逆ギレして話し合いを拒絶したりするリスクがあります。 - 冷静に第三者を介入させることが有利な解決への鍵
会話が成立しなくなった場合、自力での解決は困難です。探偵による客観的な証拠収集と、弁護士を通じた法的なアプローチを行うことで、相手に言い逃れを許さず、慰謝料請求や離婚協議を有利に進めることができます。
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