配偶者の働き方や生活リズムが変わったとき、それは単なる職場の事情ではないかもしれません。今回は、妻が「年収の壁を越えないようにシフトを減らす」と言っていたにもかかわらず、実際には不倫相手との密会に時間を充てていたケースをご紹介します。
パートナーの行動に違和感を覚えている方や、浮気を疑っている方にとって、本事例が現状を客観的に見つめ直す参考になれば幸いです。
① 対象者プロフィール
- 対象者:妻 38歳、パート従業員(スーパー勤務)
- 相談者:夫 42歳、会社員
- 家族構成:夫婦、子供2人(小学4年生、小学2年生)
② 不倫以前の人柄と夫婦関係
妻は元々真面目な性格で、子供の教育費や将来の貯蓄のために、下の子が小学校に上がったタイミングで近所のスーパーでパートを始めました。夫婦関係は特に険悪というわけではなく、休日は家族で出かけるなど、一般的な家庭を築いていたと夫は感じていたようです。
妻は家事と育児をしっかりこなし、夫も仕事が休みの日は子供の面倒を見るなど、互いに協力し合って生活していました。
③ おかしいと感じたきっかけ
違和感の始まりは、妻が「年収の壁(106万円・130万円)を超えないように、来月から少しシフトを減らすね」と夫に相談してきたことでした。夫は妻の負担が減るならと賛成しましたが、実際の行動には矛盾が生じていました。
シフトを減らしたはずなのに、妻の帰宅が遅い日が増えたのです。「店長に頼まれて少しだけ残業した」「シフト調整の話し合いがあった」と妻は説明していましたが、ある日リビングに置かれていた給与明細を夫が偶然目にしたところ、労働時間は全く増えていないことが確認できました。
さらに、児童手当の手続きのために妻のスマートフォンで自治体の案内を確認しようとした際、見慣れないメッセージアプリの通知が目に入りました。
④ 決定的な出来事
通知の送り主は「店長」となっており、「今日は短い時間でごめんね。次はゆっくり会おう」という、業務連絡とは思えない親密な内容が表示されていました。
夫は妻を問い詰める前に、確実な証拠を掴むことを決意します。インターネットで不倫問題に強い探偵事務所を調べ、無料相談に行きました。探偵のアドバイスに従い、妻が「シフトが休み」と言っていた平日の昼間に調査を依頼することにしました。
結果として、妻がパート先の店長と待ち合わせをし、そのままラブホテルへ入っていく写真や動画が鮮明に撮影されました。相手の店長も既婚者であり、いわゆるW不倫(ダブル不倫)であることが判明したのです。
⑤ 修羅場
証拠が揃った数日後、夫は子供たちが寝静まった夜に妻をリビングに呼び出し、探偵からの調査報告書をテーブルに置きました。
最初は「ただの相談に乗ってもらっていただけ」と誤魔化そうとした妻でしたが、ホテルの出入り口で撮られた写真を見ると観念し、泣きながら謝罪を始めます。妻の話によると、職場の人間関係で悩んでいた時に店長が親身になってくれ、そこから関係が深まってしまったとのことでした。シフトを減らしてできた空き時間を、店長との密会に充てていたようです。
後日、夫は店長を呼び出し、話し合いの場を設けました。店長は自分の妻に事実が知られることを極端に恐れており、終始平謝りの態度を崩しませんでした。
⑥ 結果
数週間にわたる話し合いの結果、以下の条件で決着がつきました。
- 離婚はせず再構築:子供たちがまだ小さく、妻が深く反省していることから、今回は離婚を回避し再構築の道を選びました。
- 慰謝料請求:店長に対しては150万円の慰謝料を請求し、公正証書を作成した上で示談が成立しました。店長の妻には事実を知らせないことを条件に、早期の支払いに合意しています。
- パートの退職:妻は不倫の舞台となったスーパーを即時退職し、今後は別の職場で働くことになりました。
⑦ この事例から学べること
今回のケースから分かることや、同じような状況になった場合の注意点は以下の通りです。
- 働き方の変化と実際の収入の矛盾に注意:「残業が増えた」「シフトを減らした」という発言と、実際の給与明細や帰宅時間にズレがある場合、浮気のサインである可能性があります。多くのケースでは、仕事と偽って空いた時間を不倫相手との密会に使っています。
- W不倫は相手の配偶者にバレる前に交渉する:一般的には、相手も既婚者の場合、自分の家庭を壊したくないという心理から、慰謝料請求や示談交渉に素直に応じる傾向があります。
- 冷静な証拠集めが有利な解決を導く:怪しいと感じた時点ですぐに問い詰めず、確実な証拠(ラブホテルの出入りなど)を押さえたことで、言い逃れを許さずスムーズな解決に繋がりました。
パートナーの言動に不審な点がある場合は、一人で悩まず、まずは専門家や探偵に相談し、客観的な事実を確認することが大切です。

